ラークライツCMインタビュー(1993年放映/フィリップモーリス) 

 

マイケル
ラークライツのコマーシャルは、カトーさん(加藤雅也)と一緒に1年間という契約だった。
14日間の撮影に900万ドルかけた大変にビッグなプロジェクトだったんだ。信じられない。スタントだけでも低予算映画より多かったんだよ。監督は「暴走機関車」のアンドレイ・コンチャロフスキイ。全然怒らない人で、プリ−ズ、そうやってもらいたいのではないのです、ソーリー、そうじゃないんです、プリーズ、私はここで何かこう美しいものを作りたいのです、というのが彼のスタイルだった。

コンチャロフスキイの「映写技師は見ていた」(トム・ハルス)にはとても感動しました。美しい物語だし、スト−リ−にすごくオリジナリティがある。スタ−リンとロシアについて、人々が共産主義の機械であった時代に、主人公はなおア−ティストであり続けたんだ。それはあらゆる弾圧を超えるものだった。この監督が求めているのはそういうものなんだ。
質問
今日本ではラ−クの看板が全国にかかってます。
マイケル
WOW! あと二つCFを撮る予定になっていて、一本は日本で撮影するという契約だったんだ。でも二バージョン撮っただけだったから、成功しなかったと思っていた。あれ以来何とかがんばって禁煙しようと努めている。何度も挑戦しては挫折、というのも、快適に禁煙が成功したその途端に、スモーカーのオファーがあるの。誰かに文句を言いたいところだけど、結局問題はぼくのふらふら。

今はニコチン・パッチを腕に貼って、ニコチン・ガムを噛んで、一日3〜4本に抑えているところ。こんな時に限って、Damn! 煙もうもうのオファーが来るんじゃないかな。

タバコを吸えてよかったと思えた唯一の瞬間は、ラークのCF撮影のときでした。マサヤはタバコを吸えなかった。彼はタバコを吸うとめまいがするんだ。

写真:ラーク看板
1993年8月池袋で撮影

質問
吸った後のおいしそうな顔が印象的でした。
マイケル
そうなんです、やっとのことでなんとか生き延びたという喜びのハッピ−な一服だから。撮影の時には、バイクに乗ってトラックの周りを時速100マイルで飛ばさなければならなかったんです。ワイヤ−に吊り下げられて前後に揺すられたり、すごいスピードでとにかく怖かった。だからあれはサバイバルの幸せを噛みしめている一服なんです。

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